「専門家」は9割が馬鹿

「専門家」と聞いたら、多くの人は「信用できる」という印象を持つことでしょう。

 

「~の専門家!」という肩書きを見たら、多くの人は無条件にその人の意見を肯定的にとらえてしまいます。

 

しかし、私は全く逆で、専門家と聞いたら、「どうせ馬鹿なことを言っているんだろうな・・・」と疑ってかかってしまいます。

 

なぜなら、自分の専門分野から見た思考ばかりをしている人が非常に多いからです。

 

 

因果関係の項目でも解説していますが、因果関係をチェックする際には、

 

原因と結果の関係が正しいか、

 

ということと、

 

その結果になるのは、その原因でだけか?、ということを考慮しなければなりません。

 

 

この後者の部分において、専門家は非常に劣るのです。

 

どういうことかと言うと、自分の専門分野に重きを置きすぎてしまうのです。

 

 

例えば、ある結果Zになる原因として、A、B、C、D、E、があるとします。

 

そして、原因それぞれの相互関係による、因果関係の影響率の度合いを無視して、

 

Aは50%、Bは5%、Cは10%、Dは20%、Eは15%とします。

 

 

そして、ある専門家はCが専門であるとします。

 

すると、この専門家はCを過大評価します。

 

Cは重要であるというバイアスの元で、Zという現象を見てしまうのです。

 

その結果、この専門家にとっては、

 

原因A、B、C、D、Eの結果Zへの影響度の度合いは、

 

Aは20%、Bは0%、Cは50%、Dは15%、Eは15%、

 

となってしまうのです。

 

 

 

さて、前後しますが、先ほどC分野における専門家の話に移りましょう。

 

この専門家は、Zについて、長年、実験を通して研究しています。

 

しかし、なかなか、思うような成果が上がりません。

 

それもそのはず、実際はAよりもはるかに影響度合いの低いCを重視した研究をしているからです。

 

成果の出る速度が遅くて当然です。

 

問題解決は、解決までの速度が速い要素・解決までのコストが少ないものから行っていくのが正しい方法だからです。

 

それに、この専門家はZという結果になるのに因果関係のあるBという因果の要素を、完全に見落としてしまっています。

 

これでは、毎回、実験に誤差が出て当然ですね。

 

全く考慮していないファクターが、影響を与えているんですから。

 

 

世の中のほとんどの専門家は、このようなバイアスのかかった思考に陥ってしまっています。

 

自分の専門分野があっても、それに囚われることなく、中立的な見方で現象を分析することができる専門家がどれほどいるでしょう?

 

これが理由で、現在、世に大量の書籍が存在していますが、その内容は間違いだらけです。

 

ほとんどの人が、自分の専門分野にバイアスをかけて現象を捉えてしまうため、人によって大きく意見が食い違ってくるのです。

 

専門家の発言や、専門家が書いた書籍には、間違いが非常に多いので、細心の注意を払って、主張が論理的に整合性がとれているかチェックするようにしてください。

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