卓球はなぜダサいのか

卓球はダサい、とよく言われます。

 

日本だけではなく、海外でも、若者を中心に「ダサい、ダサい」と言われていて、かわいそうになってきます。

 

また、一般人だけでなく、世界各国の卓球選手たちも、自分達が人生を捧げてきた卓球が「ダサい、ダサい」

 

と言われて、心を痛めているようです。

 

そこで、なぜ卓球がダサいと言われるのか分析してみます。

 

その分析を通して、思考能力を養いましょう。

卓球界の努力

実は、卓球界は人気獲得のため、人知れずかなり努力しています。

 

その努力の方法が、論理的思考に役立つので、見ていきましょう。

 

かつては実は卓球台の色は暗い緑色でした。

 

1980年台後半の「笑っていいとも」で、タモリさんが「卓球って根暗だよね!!」

 

という発言をしたそうです。

 

その結果、翌年、日本全国で中学生の卓球部の入部数が激減するという事態になってしまったそうです。

 

 

この逆境を乗り越えるべく、日本卓球連盟はイメージアップを図って従来の卓球台の深緑色を、

 

爽やかなイメージのある「青色」に変えたそうです。

 

その後、これが功を奏したのか分かりませんが、

 

1992年のバルセロナオリンピックでは日本卓球連盟が考案した青い卓球台が使われるようになり、

 

日本発祥の青い卓球台が世界基準となりました。

 

その後のほとんどの国際大会でも、この青い卓球台が使われているそうです。

 

その他にも、

 

2000年から38mmの時代の平均ラリー回数は4回でしたが、もっと長くラリーが続いた方が

 

観客が盛り上がるということで、ボールサイズを40mmに変更しました。

 

また、観客が見やすいように、

 

2001年には、従来の21点制から11点制に変更され、サービスも5本ずつの交代から2本ずつの交代に変更されました。

 

このように、卓球界は人気獲得のために、頭を使って様々な努力をしているのです。

 

卓球がダサい理由 ラケット

それでは、いよいよ本題の卓球がダサいを言われる理由を分析していきましょう。

 

卓球はそもそも、使う道具がダサいです。

 

道具のダサさが、ダサい理由の大半を占めているのではないでしょうか。

 

 

それでは、ラケットがダサい理由を形・色に分けて、それぞれ分析してみましょう。

 

・ラケットの形がダサい

 

卓球は、ラケットの形がダサいです。

 

ラケットのダサさが、卓球という種目がダサいと言われるかなり大きな原因になっていると思います。 

 

なんとも言えない丸みを帯びた形状で、カッコよさが全くと言って良いほど無いデザインです。

 

 

キャラクターの造形で、かわいいポジションを狙ったキャラはほとんど手が丸いです。

 

「ドラえもん」などが代表的ですね。

 

ドラえもんの手が指が細長く、鋭角的なデザインだったら、全くかわいくないですね。

 

赤ちゃんが全体に丸みを帯びているのも、周囲の人間が守ってくれるようにするためです。

 

人間は、丸っこいものを「かわいい」と本能的に思うようにできているのです。

 

丸みを帯びたものをかわいいと思う本能が、卓球のラケットにおいても発揮されてしまい、

 

カッコよさが全然なくなってしまうのです。

 

また、日本においては、「しゃもじ」を彷彿とさせるデザインでもあり、カッコよさがありません。

 

 

卓球の他に、道具がダサいスポーツと言ったら「ラクロス」があります。

 

虫取り網の変形のような、何とも言えない謎の道具を使っていますね。

 

この道具、名前は「クロス」と言うそうです。

 

形状は、卓球のラケットよりも、細長い分、マシなのですが、

 

形状が何しろダサいと思います。

 

ラクロスが、いまだにかなりのマイナースポーツなのは、クロスのダサさが大きく関係していると思います。

 

 

 

・ラケットの色がダサい

 

現代スポーツでは、スポーツ選手は自分の個性を主張するために、

 

様々なデザインの道具を使っているのにも関わらず、なぜか卓球は皆ほぼ同じデザインのラケットを使っているのです。

 

ラケットの色は、表と裏で真っ赤と真っ黒の二面しか存在しません。

 

この配色を、ほぼ全ての卓球選手が使っているのです!

 

しかし、この赤と黒の配色にはきちんとした理由があるようです。

 

昔は色々な色があったそうですが、競技の特性上、現在の赤と黒になったそうです。

 

異なる性質(回転を増幅させる、回転を殺す、低反発、高反発など)の同色ラバーをそれぞれの面に貼った場合に、

 

ラケットを回転させることで、フォームが同じでも、球の動きが全然変わってくるので、

 

卓球に要求される反応スピードが速いのも相まって、ラリーがまともに続かない、ということで、

 

瞬時にどちらで打ったか見分けがつくように、見分けやすい赤と黒の二色に定められたらしいです。

 

色をこれ以外の色にしたり(見分けがつく色をもっと研究して)、ラバー部分に絵を描いたりしてデザインをしたりすれば、

 

もっと人気が出る可能性はかなり高いでしょう。

 

 

・ユニフォームがダサい

 

卓球は、ユニフォームもダサいでしょう。

 

その他の球技は、普段の運動時に使っても大丈夫なデザインの物が多いですが、

 

卓球のユニフォームは原色を用いた派手なデザインが多く、普通に着るのはかなり難しいものが多いです。

 

なぜあのようなデザインが主流になったのかよく分かりませんが、とりあえずダサいですね。

 

 

 

 

卓球がダサい理由 名前

・そもそも名前がダサい

 

「卓球」、という名前がそもそも、あまりかっこよくありません。

 

現在日本で行わている球技のほとんどは、海外発祥のもので、

 

それぞれに対応した「和名」という物が作られています。

 

有名所では、

 

蹴球(しゅうきゅう)=サッカー
排球(はいきゅう)=バレーボール
庭球(ていきゅう)=テニス
篭球(ろうきゅう)=バスケットボール
送球(そうきゅう)=ハンドボール

 

などがあります。

 

さて、卓球の場合はどうかと言うと、

 

卓球(たっきゅう)=テーブルテニス

 

です。

 

 

 

ここで、違和感を覚えて欲しいのですが、

 

なぜか、卓球だけは、和名の方が圧倒的に普及しています。

 

蹴球、排球、庭球、篭球、送球などという言葉を使っている人は滅多にいません。

 

もしこれらの言葉を使うようなら「何言ってるの?この人」状態になるレベルで使われていません。

 

なぜなら、サッカー、バレー、テニス、バスケ、ハンドと、

 

英語の略称の方がはるかに認識しやすいからです。

 

 

一方、卓球はというと、正式名称が「テーブルテニス」で上手く略せません。

 

前半を取って、「テーブル」と略しても、非常に意味が分かりづらいですし、

 

後半と取ってしまうと、「テニス」となり、別の種目になってしまうので、こちらも駄目です。

 

それでは、それぞれの頭を取ろう!と思っても、「テーテニ」としようにも、語呂がひたすらに悪いです。

 

そのため、「卓球」という和名が定着したのでしょう。

 

これが、カタカナで、もっとお洒落で呼びやすい名前・略しやすい名前だったら、と思うと、悔やんでも悔やみ切れませんね。

 

 

 

また、日本以外においても、呼び名がダサいです。

 

元々、テニスを雨の時にできないか、ということで、「テーブルテニス」と名付けられてしまい、

 

名前からしてテニスの下位互換感が漂っているのが何とも残念な所です。

 

 

もっとポピュラーな呼び名として、「ピンポン」というのがありますが、

 

この呼び名もダサいですね。

 

半濁音がついた名前は、カッコよくするのが難しいです。

 

「ピンポン」の由来は、

 

1890年台代に、ジェームス・ギブという人物がセルロイド球を打つと、

 

「ピン」「ポン」と音がして打ち合うと面白い、と感じ、

 

スポーツ用品の会社を運営していた知人に紹介し、商標登録したそうです。

 

そして1898年にはボールとラケットをセットにした「ピンポンセット」が発売され、ヒットしました。

 

日本には1902年(明治35年)に伝わって、「卓球」という言葉は1921年(大正10年)に、城戸尚夫によって作られた造語だそうです。

 

 

とにかく、卓球は世界的に見ても名前がダサく、特に日本ではなおさらダサいと思われる可能性が高いです。

卓球がダサい理由 種目の特性

・楽なスポーツだと思われている

 

日本だと、温泉によく置いてありますね。

 

卓球は子供からお年寄りまで、筋力をそれほど必要としないので、それが理由で置かれているのでしょう。

 

しかし、そのため、誰にでもできる簡単なスポーツ、というイメージ(実際そうなのですが)が無意識にうちに脳に刷り込まれている気がしてなりません。

 

最初の取り掛かりやすさと、最終的な難度は全く関係ないので、この辺りを認識させる活動をもっと行った方が良いと思います。

 

例えば、野球なら、ピッチャーの球速160kmなどと仕切りにアピールしているので、

 

それに倣って、打ち返すまでにどれだけ速く判断する必要があるか、体の切り返しの回数が回数/分など、

 

何らかの尺度で凄いと思われる数値をアピールしていくと良いでしょう。

 

 

 

・卓球は動きが小さい

 

卓球は他のスポーツに比べて、移動範囲がかなり狭いです。

 

狭い範囲を、小刻みに動くスポーツで、そのため、ダイナミックさに欠けており、地味でダサい、という印象が持たれやすいです。

 

 

・卓球は凄さが分かりにくい

 

卓球は他のスポーツと比べて、凄さが非常に分かりにくいです。

 

細かい回転や、カーブのかけ方、コースの狙い方、左右の振りなどで点数を取るスポーツで、

 

見た目に動きが小さく、また非常に速いので、

 

一般人には卓球選手のテクニックの凄さが分かりにくい可能性があります。

 

 

・選手の見た目が凄くない

 

卓球は他の球技と比べて、力の「強さ」をそれほど必要としません。

 

反射神経や、正確さを要求されるスポーツなので、選手の見た目が他のスポーツと比べて、かなり貧弱です。

 

身長もそれほど必要としないですし、筋骨隆々、という選手もいません。

 

また、屋内スポーツなので、選手はほとんどが色白で、これも見た目の貧相さには拍車をかけています。

 

 

・練習風景がダサい

 

卓球は練習風景がダサいのかもしれません。

 

卓球の練習風景は、体育館に均等に台が並べられて、パコパコと規則正しく打ち合っており、

 

どこか無機質で、工場のような印象を与えているのではないかと思います。

卓球がダサい理由 まとめ

以上、卓球がダサいと言われる理由を分析してみました。

 

人によってダサいと思うポイントは違うと思いますが、「可能性の高い」ものを挙げてみました。

 

こうして分析してみると、卓球というスポーツは、

 

もう、本当にたくさんの奇跡的な偶然が重なって、ダサいと呼ばれざるを得ない状況となっています。

 

別に、卓球を批判している訳ではなく、あくまで思考の練習として都合が良かったのです取り上げただけで、

 

あくまで、こういう所がダサいと思われる可能性が高い、というだけの話です。

 

競技として劣っている、卓球をやっている人を批判している訳ではないので、悪しからず。

 

上記のダサいと思われる点を改善すれば、もっと人気が出るかもしれませんね。卓球の未来に幸あれ!

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