知識とは

ロジカルシンキング(論理的思考)により問題解決をするためには、できるだけ多くの正しい知識があることが大事です。

 

知識が多ければ多いほど、より多くの知識の組み合わせが可能となり、問題解決できる確率が上がります。

 

解決すべき問題に対して様々な方法でアプローチするために、知識はできるだけ増やしていかなけれなりません。

 

知識に漏れがある状態でいくら思考しても、正しい結論が得られないことがあり、知識に漏れが無い状態でロジカルシンキング(論理的思考)を行ってこそ正しい問題解決ができるのです。

 

 

この「知識」のカテゴリーでは、正しい知識を増やしていくためにはどうすれば良いかを解説していきます。

 

まず、正しい知識を得るために必要なのは間違った知識を排除して知識を得ていくことが大切です。

 

いくら知識量が多くても、その中に間違った知識が多く含まれていると、いくら演繹を行っても、正しい結論を出すことはできません。

 

そして、間違った知識は、ほとんどがバイアス(先入観)によって生じます。

 

バイアス(先入観)については、バイアス(先入観)を参考にしてください。

 

 

「知識」の項目では、知識を効率的に増やしていくための方法に重点をおいて解説していきます。

知識の選別

知識の選別について、解説していきたいと思います。

 

知識は、何でもかんでも、記憶すればよいというものではなく、頭の中に入れておく必要のない知識があります。

 

記憶すべきでない知識を記憶することは、その記憶のための時間が無駄ですし、記憶すべきでない知識が脳内にあることで思考速度が遅くなってしまいます。

 

記憶する必要のない知識を排除して、使える生きた知識を脳内に増やしていくことで、ロジカルシンキング(論理的思考)で問題解決できる確率が高くなっていくのです。

 

もちろん、間違った知識は記憶する必要はありませんが、正しい知識でも記憶する必要のない知識があるのです。

 

以下に、どのような知識は覚えるべきで、どのような知識は覚えるべきでないか、という知識の選別法をまとめます。

 

 

まず、その知識が応用の効く知識であるかどうかを判断します。

 

応用の効く知識なら、覚えておいた方が、知識を組み合わせる際に役に立つため、便利です。

 

応用の効く知識であるかどうかは、因果関係を多く作るかどうかで判断します。

 

他の物事に影響を及ぼさないもの影響が小さいものは、覚えなくてかまいません。

 

 

応用の効く知識でないが、覚えた方が良い知識は、

 

・速度を要する知識

 

です。

 

速度を要する知識は、応用の効かない知識でも、記憶する必要があります。

 

速度を要する知識、例えば、会話で必要な知識や、応急処置の方法などです。

 

会話で必要な知識、プレゼンテーションの知識や、相手を上手く説得するための会話術などは、

 

理論を知っていても、すぐに使いこなせる状態でなければ、会話中に調べて使うことができないのであまり意味がありません。

 

応急処置の方法などは、何を調べれば分かるかが分かっていても、素早くできないと、人命を救うことができない場合もあるでしょう。

 

このような、自分にとって必要な範囲で、「速度を要する知識」は覚える必要があります。

 

 

応用が利かない知識で、速度を要さない知識は、必要な時に調べればよいです。

 

このような知識は、あらかじめ覚えておく必要はないです。よほど記憶力に自信があるなら覚えても構いませんが、覚えるよりもむしろ、

 

必要な知識を調べる際に便利なように、「検索用のデータバンクを構築しておく」のが大切です。

 

自分にとって、必要な情報が、効率よく引き出せるように、記憶していない知識を整理してストックしておきましょう。

 

その情報が、本にあるのだったら、分野別にまとめておくとか、線を引いたり、付箋をはったりしておく、データ化して、OCR化しておき、検索できるようにする、

 

その情報がネット上にあるのだったら、その情報が乗っているウェブサイトに分かりやすい名前を付けたり、カテゴリーごとにきれいに整頓したりする、などです。

 

 

 

まとめると、覚えるべき知識は、

 

・応用が利く知識

 

・応用は利かないが、速度を要する知識

 

です。

 

知識を得る際には、この二つの知識を優先して覚えるようにしましょう。

 

この2種類の知識であるかどうか、ということを意識して知識を選別するようにしましょう。

 

これらの知識を優先して取り入れていくことで、問題解決能力が伸びていくのです。

 

そして、応用が効かず、かつ速度を要さない知識は、必要な時に簡単に引き出せるよう、整理してデータバンク化しておきましょう。

 

抽象化 

抽象化は、ロジカルシンキング(論理的思考)をする上で重要な概念です。

 

抽象とは、対象から、注目すべき要素を抜き出して、その他の要素を無視する思考法です。

 

注目すべき要素に選ぶのは、その物事を大きく意味づけているものです。つまり、その具体例をの本質を見つけ出すのです。

 

抽象化する時のポイントは、その事象を形作る、最も重要な要素は何かを見抜くことです。

 

そして、それ以外の要素を必要に応じて取り除いていくことで、上手い抽象化、つまり、本質的な部分が見つかるのです。

 

 

抽象化の意義は、応用の効く知識が得られることです。

 

知識は無数といって良いほどありますが、本当に大事な知識は、その中でもごくわずかです。

 

抽象的な事柄に、色々なものが付け足されて、具体例となっているので、逆に、数十、数百の具体例が、共通の本質を持っている、ということです。

 

その共通の本質を抽象化によって取り出すことができれば、その抽象化された知識に色々な要素を付け加えることで、

 

具体例をいちいち記憶していなくても、具体的な知識を導き出すことができるのです。

 

知識を得ていく際に、常に抽象化を心がけ、具体例をそのまま記憶するのではなく、知識を抽象化しながら記憶していくことで、

 

知識をそのまま記憶するよりも、はるかに早い速度で応用の効く知識を増やしていくことができるのです。

 

 

また、この知識を抽象化することには、記憶力に自信が無い人でも、知識量を増やしていける、というメリットもあります。

 

無駄な要素をそぎ落していって残った本質的な知識は、記憶に占める割合が元の知識よりも圧倒的に少なく、

 

さらに、抽象的な知識自体の数が、具体的な知識よりも圧倒的に少ないため、記憶力に自信が無いという人でも、大丈夫です。

 

 

この際、情報を抽象化して、本質の知識を覚えるだけでなく、必要に応じて、「検索に必要な知識」も覚えるようにしましょう。

 

本質の知識だけでは、実際の行動に結び付く発想をすることができません。

 

後に必要になりそうな情報であれば、その情報を後でスムーズに検索することができるように、

 

検索に必要な情報を記憶しておきましょう。

 

 

生活の中で遭遇する様々な事柄、読書やネット、人との会話などから知識を得られると思います。

 

それらの知識をそのまま覚えるのではなく、それらの具体的な情報を抽象することによって、本質的な知識を得るようにしましょう。

抽象化のレベル・抽象化のポイント

抽象化して知識を得る際に重要な概念が、「抽象化のレベル」です。

 

抽象化のレベルの違いによって、同じ知識からより多くの知識を得ることができるのです。

 

抽象化のレベルが低いほど、具体的な知識が得られ、その知識を使いこなすのは簡単ですが、応用が効きにくいです。

 

逆に、抽象化のレベルが高いほど、得られる知識は応用できる範囲が広いですが、使いこなすのが難しくなります。

 

同じ具体的な知識からでも、抽象化のレベルを変えることによって、異なる知識が得られます。

 

また、抽象化のレベルを自分で調節するトレーニングは、物事の因果関係を把握する良いトレーニングにもなります。

 

 

また、抽象する部位を変えることによっても、別の知識を得られることがあります。

 

同じ具体的な知識からでも、どのポイントを抽象するか?を変えることによって、得られる知識が変わってくる場合があります。

 

特に、複雑な具体例では、どこに着目して抽象するかによって、多数の抽象的な知識を得られることがあります。

 

単に抽象化を行うだけでも、多くの知識を得ることができるようになりますが、抽象化のレベル・抽象化のポイントにも気を付けることで、一つの具体的な知識から、

 

より多くの知識を得ることができるようになります。

具体化

具体とは、物事がはっきりとした形態・内容を備えていて、直接知覚できるさまのことです。

 

そして、具体化とは、具体的にすることを指します。

 

抽象から具体に抽象化のレベルを移動させることは、実際に物事を行う時に必要になります。

 

抽象レベルが高いままでは、実際の行動に結びつきませんが、抽象レベルを下げる、つまり具体化することで実際の行動に結びつきます。

 

また、物事を人に説明する際にも、具体化が重要となってきます。

 

抽象例は、その抽象度が高いほど、現実に存在しにくくなっていくので、理解しにくくなります。

 

ですので、抽象度を下げて、つまり具体化して、現実に存在するのものを通して、説明することが必要となってきます。

 

 

抽象例から具体例を作る方法を、以下で解説していきます。

 

初めに、抽象例をMECEに分解し、得られた要素のうち、「最も該当する事象が少ないであろう要素」を含む事象を探していきます。

 

抽象例Aが、a,b,cと分解でき、さらに、この3つの中で、aが最もAの中で特徴的で、aという性質を持つものが一番少ないと考えられる時に、このaの要素を含む事象を探し出す、ということです。

 

次に、抽象例の要素のうち、「2番目に該当する事象が少ないであろう要素」を含む事象を、先の段階で探して得られた事象の中から見つけ出します。

 

これ以降も、順に、要素を3番目に~、4番目に~として事象の絞り込みを行っていくことで、具体例を効率よく見つけ出すことができます。

 

これが、具体化を行う時の最も確実な手順ですので、ぜひやってみてください。

 

 

抽象的なアイデアを具体化する際には、脳内にある抽象的な知識に肉付けしていき、具体化していくわけですが、

 

効率良く具体化するためには、その具体例を簡単に検索できるようにすべきです。

 

具体例をそのまま記憶するのは、脳の容量をかなり食うのでおすすめできないので、すぐに調べられるように、

 

具体例を引き出すのに必要な情報ソースを保存しておくことが重要です。

知識を効率よく得る方法

知識を得るためには、どうすればよいか、ということを解説していきます。

 

知識を得るためには、ウェブサイトを見たり、人と会話したり、動画を見たり、音声を聴いたりと、

 

色々な方法がありますが、論理的な思考能力を伸ばすための知識は、「本」をメインに得ていくのが良いです。

 

ペーパーテストで使うための知識や、雑学を増やすための知識の貯蓄なら別ですが、思考能力を上げるためには、「本」が最適である確率が高いです。

 

知識を得るためには、先述のように知識を選別し、正しい知識を脳内に増やしていく必要がありますが、

 

間違いの多い対象で知識を得ていくのには、時間がかかりますし、正しい知識をそれほど多く脳内に持っていない状態では、知識の正誤を判断するのが難しかったり、時間がかかったりしてしまいます。

 

 

その点で、本は、間違いが完全に無い本は滅多にないですが、インターネットや、人との会話などよりも、はるかに間違いの量は少ないです。

 

なぜなら、他の媒体に比べ、遥かに多くの時間を著者がかけており、さらに第三者からのチェックも多くされているからです。

 

本を因果関係を常に意識しながら、その本の中の主張が正しいかどうか、ということを意識しながら読んでいくことで、効率良く、知識が身に付きます。

 

 

本が優れている点は、その人の現在の思考速度に合わせて読むことができる点です。

 

論理的な思考を身に着けようと思ったら、本当に意識してじっくりと取り組まないと身に付きません。

 

本以外の媒体では、ロジカルシンキング(論理的思考)能力が低いうちは、早すぎて、じっくりと分析することができません。

 

その知識が導かれた因果関係は本当に正しいのかを確認したり、知識を抽象化したり、知識を具体化したり、知らない知識を調べたりしながら

 

といった作業が、本ではかなりやりやすいのですが、他の媒体では非常にしづらいです。

 

そのため、基本的に、知識の貯蓄および思考力のトレーニングは、本を通して行うべきです。

 

かなり高いレベルでロジカルシンキング(論理的思考)が身についてきたら、他の媒体を用いても、先述の作業の速度が上がっているの速度に着いていけるかも知れませんが、

 

原則として、本が最適と言えます。

 

まれに、読書などほとんどしたことが無い、という成功者がいますが、そのような人々は、知識の抽象化の速度や、知識の具体化の能力が高いため成功したのであり、

 

これらの能力によほど自信が無い限り、読書が最適です。

 

 

さらに、同じ本を何度も読むことが大切です。

 

同じ本でも、読んだ時の思考レベルによって、得られるものが変わってくるからです。

 

一度読んだだけで満足せずに、時間をおいて、繰り返し読んでみましょう。

 

思考力の高い人間が書いた良書は、本当によく考えて書かれているので、特に何度も読みましょう。

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