頭が良くなる本の選び方

思考するためには、「知識」が必要不可欠です。

 

知識をいかに組み合わせるかが思考ですから、思考力がどれだけ高くても、知識量が少なくては組み合わせのパターンが少なくなってしまいます。

 

そこで、知識を得ていく上で非常に重要な「本」の選び方について解説していきます。

頭が良くなる本の選び方 タイトル・目次

・タイトルで選ぶ

 

最初は、タイトルで本を選別します。

 

タイトルが駄目な本は、100%と言っていいほど内容も駄目です。

 

まず、本におけるタイトルの重要性が分かっていない、という点で、著者の思考力がかなり低いです。

 

読者の立場に立って考える、ということができていない、思考力の低い人間であるため、本の内容にもあまり期待できません。

 

また、良いタイトルを思いつけない人は、文章力が乏しい可能性が高いです。

 

何が人を引き付ける言葉で、何がそうでない言葉なのかが分かっていないため、魅力的なタイトルを付けることができないのです。

 

そのため、文章自体も、著者が自分の言おうとしている内容を上手く伝えられていない可能性が高いです。

 

それに、何が興味を引く言葉なのかが分かっていないため、内容自体も、人が興味を引くものか分かっていない、

 

自分の興味だけに基づいて書かれた一人よがりの内容である可能性が高いです。

 

 

 

タイトルについて、「ダイエット」を例に解説してみると、

 

 

・ぜい肉を取る上手く方法→・余分な脂肪を根こそぎ排除!ダイエット大全【永久保存版】

 

・すぐに痩せたい人が読む本→・14日間で「劇的に」痩せる、ショートカット・ダイエット

 

・健康的に痩せる方法→・健やかダイエット~健康的に、美しく痩せる~

 

 

のような感じです。

 

左が今一つ、右が良い例です。

 

魅力的なタイトルを判別する方法は、

 

「意外な言葉・コロケーション」を用いているかどうか、という点で判断します。

 

コロケーションとは、文章における言葉のつながりのことで、

 

コロケーションが意外であることが魅力的なタイトルを付ける真髄といっても過言ではありません。

 

 

・余分な脂肪を根こそぎ排除!ダイエット大全【永久保存版】の例では、

 

「脂肪」と「排除」、「ダイエット」と「大全」、「永久保存版」

 

・14日間で「劇的に」痩せる、ショートカット・ダイエットの例では、

 

「14日間」、「劇的に」、「ショートカット」と「ダイエット」

 

・健やかダイエット~健康的に、美しく痩せる~の例では、

 

「健やか」と「ダイエット」、「美しく」と「痩せる」

 

などが、それぞれ意外な言葉・コロケーションです。

 

 

語彙やコロケーションが、そのジャンルであまり使われない語彙・コロケーションであるほど、

 

魅力的なタイトルになりやすいです。

 

このような観点から、本のタイトルを見ていくようにしてください。

 

 

・目次で選ぶ

 

目次の付け方が上手いかどうかで選びます。

 

目次を見て、項目に漏れが多い場合、それぞれの項目の内容にも漏れが多い可能性が非常に高いです。

 

例えば、「余分な脂肪を根こそぎ排除!ダイエット大全【永久保存版】」という本があったとして、

 

炭水化物の摂取量ばかりに焦点を当てていて、その他の栄養素について触れられていない、

 

食材の種類については細かく書いてあるが、食べ合わせや、食事に時間帯について全く触れられていない、

 

短期的に痩せる方法ばかりで、長期的な目線が抜け落ちている、

 

などです。

 

目次を見れば、著者がどれだけ物事を分析しているかが一目瞭然です。

 

項目の漏れが多い本、MECEになっていない本は、それぞれの項目の内容自体も期待できません。

 

気になった目次については、その項目を実際に読んでみましょう。

 

面白そう!と思った目次の所が面白くなかったら、その本はあなたにとって読む必要があまり無いでしょう。

頭が良くなる本の選び方 著者

・著者の職業で選ぶ

 

端的に言うと、高学歴な人が書いた本には要注意、ということです。

 

東〇大学卒、医〇部〇学科卒の人などは、特に注意が必要です。

 

私自信の経験で恐縮ですが、私は新書を今までに3000冊以上読んできていますが、

 

これらの高学歴な人の書いた本で、有益だと思った本に一度も出会ったことがありません。

 

世間一般に高額歴と言われる人が書いた本は、内容がお粗末である確率が非常に高いです。

 

これには主に二つの理由があります。

 

一つ目の理由は、

 

高学歴な人々は、ほぼ全員既存の事柄を記憶することに長けているだけの人物なので、そもそも良いコンテンツを書くことができないということです。

 

記憶力が良いだけなので、鋭い洞察などがほとんどできておらず、ただ事実をまとめた本ばかりなのです。

 

そのため、検索用としては使えるのですが、思考力を伸ばすのには役立たない本ばかり、ということになってしまいます。

 

高学歴がいかに馬鹿ばかりか、ということは、このサイトの色々な所で書いているので、他の記事を読んでみてください。

 

 

二つ目の理由は、

 

世間一般の人は価値の判断が正しくできないので、肩書きで買ってしまうことが多いということです。

 

この事実を出版社も知っているので、肩書きがある人は、本の内容のチェックがかなり緩いです。

 

ですので、内容が乏しい可能性が高いです。

 

また、出版社の人間自体が、肩書に騙されてしまうこともあります。

 

 

ただし、高学歴の人には注意とは言っても、現時点での肩書には関係なく、

 

あくまでも卒業大学を元に判断することが大切です。

 

例を挙げると、

 

東〇大学などの高学歴な大学を卒業して、三流研究所所属、などであれば、読む価値の低い本である可能性が高いです。

 

逆に、

 

見たことも聞いたこともない大学卒にも関わらず、一流研究所所属、などであれば、非常に内容が期待できます。

 

 

いくら本当に頭が良くても、三流大学卒だと、研究など様々な面において非常に不利になるにも関わらず、

 

現在、その分野で高い地位についているのであれば、実力が本物の可能性が高いです。

 

 

 

・著者名で選ぶ

 

著者で選ぶ場合は主張の「理由」を示しているかをチェックしましょう。

 

理由が無く、主張ばかりを繰り返している著者は駄目です。

 

主張はそれ単独では意味がありません。

 

理由とセットになって初めて意味を持つのです。

 

また、理由を示していても、その理由がその主張の根拠になっていない、という場合も散見されるので、そこもチェックしましょう。

 

一度でも論理性の低い内容の本を書いた著者は、他の本もほぼ読む価値がありません。

 

なぜなら、人間の思考力は急には上がらないからです。

 

よほどのことが無い限りは大人になってからは思考力が伸びて行かないので、

 

一冊でもそのような本を書いた人は、他の本も「同じ思考力」で書かれているので、当てにならない、という訳です。

 

逆に、一冊でも論理的に緻密な本を書いている人は、その他の著作も「同じ思考力」に基づいて書かれているので、期待できます。

 

 

例外として、「情報のまとめ本」ならOKな場合があります。

 

「情報のまとめ本」とは、例えば「予想外の世界の事故集める」という本があったとして、

 

このような「事実」をまとめる本は、論理的思考のできない人間が書いた本であっても、

 

事例の網羅性が高ければ役に立ちます。

 

ダメ作者判定された人でも、このようなタイプの本を書いていることがあるので、

 

その場合は参考になる可能性があります。

頭が良くなる本の選び方 その他

・まずは実用書(ノウハウ本)を選ぶ

 

小説や漫画、歴史などからでも、論理的思考力が高ければ、有効な知識を得ることができます。

 

しかし、積極的に実用性を持たせようと考えて書かれていない本から有益な内容を得るには、

 

抽象化能力を中心として、かなり高い思考力が求められます。

 

ですので、まずは実用書(ノウハウ本)を読んでいきましょう。

 

実用書(ノウハウ本)などの「何かをする方法」以外が書かれた本、

 

「私はAに対してBという考えだ」系の本は、正誤の判定を付けることができません。

 

誰が何を思おうと自由だからです。

 

一方、実用書(ノウハウ本)は、その名の通り、「何かをする方法」が書かれています。

 

「Aをするには、Bすれば良い。Cだからだ」という形ですね。

 

ですので、ノウハウとその理由の因果関係が正しいかどうかが判定できます。

 

また、ノウハウとその理由の因果関係分析する過程で、論理的思考力が身に付きますし、

 

ノウハウ自体を自分の知識とすること自体でも、有益な知識が増えて行きます。

 

こういった理由で、論理的思考力がある程度ついてくるまでは、実用書(ノウハウ本)を優先して選んで行くようにしましょう。

 

 

 

・レビューを参考にして選ぶ

 

レビュー数は基本的にあまり当てになりません。

 

世間一般のほとんど人は、本の内容の良し悪しが正しく判断できないからです。

 

ですので、レビューの数ではなく、「質の高いレビューを書いている人の数」で判断しましょう。

 

レビュー数が100を超えていても、レビュー内容が貧相であれば本の質は怪しいですし、

 

逆に、レビューが数件でも、良いレビューが書かれていれば、本の質の高さを期待できます。

 

これまで挙げてきた作者判断の方法と同様の基準でレビュアーをチェックして(主に主張の因果関係)、レビューそのものをチェックしましょう。

 

良いレビューを書いている人が多い本は、かなり期待できます。

 

また、良いレビューを書いている人は、「選本眼」がある人が多いので、その他の彼らが良い評価をしている本も良い本である可能性が高いので、

 

その他のレビューされている本をチェックするのも良いでしょう。

 

 

 

以上を参考にして、読む本は選んでください。

 

世のほとんどの本が読む価値のない駄本なので、良い本を選別するのは大変ですが、

 

読む本は時間をかけて、よく選別してください。

 

初めは本の選別に時間がかかると思いますが、慣れてくれば数秒、数十秒で良本と駄本を判断することができるようになります。

 

上記の方法で本を選別したら、後はそれらの良本を繰り返し読むようにしましょう。

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