国語教育の謎

日本の国語教育は、本当に謎です。

 

本当に、読んでも仕方がない問題、読むための努力に見合わない問題ばかりが出題されています。

 

日本の国語の問題のどこがおかしいかを、評論、小説、古文・漢文それぞれについて、述べて行きたいと思います。

評論問題のおかしい所

評論問題のおかしい所は、

 

「出題される文章が意味不明」な所です。

 

明らかに、頭の中で自分の意見をまとめ切れてないような、意味不明の文章が好んで出題されます。

 

自分の考えをまとめきれていないから、分かりやすい言葉で表現できないのです。

 

その時点で、その文章は読むに値しません。

 

自分の考えをまとめ切れていないから、意味の不明瞭なカタカナ語や、哲学の用語などを多用して、自分の意見の不明瞭さをごまかそうとしているのです。

 

 

また、わざと分かりにくく難解な文章を書くことで、自分の意見が理解しがたい難解なものだから、価値が高い、とアピールしたい、という意識もあるでしょう。

 

しかし、本当に自分の意見を伝えたいのなら、分かりやすく書いた方がはるかに効率が良いです。

 

また、分かりやすい文章を書く能力が無い場合も多くあるでしょう。

 

したがって、評論問題で出題されるような、理解が困難な文章は、

 

 

自分の考えをまとめられない馬鹿

 

自分の考えに自信を持てない馬鹿

 

自分の考えを分かりやすく説明する能力の無い馬鹿

 

によって書かれているので、読解する意味がないです。

 

 

国語でよく用いられる評論の文章のような、意味不明な文章を解読しなければならない状況は、ほとんどの人にとって生じません。

 

もっと価値のある考えを、もっと分かりやすく書いた文章をたくさん読んだ方が、はるかに脳にとって良いです。

 

分かりやすく、価値の高い文章を、深く読解させる問題を出してはどうでしょうか?

 

もしくは、こういう文章を書く馬鹿を減らすために、論理的に分かりやすく文章を「書く」練習に重点をおいてはどうでしょうか?

古文・漢文のおかしい所

続いて、古文・漢文のおかしい所について、解説していきます。

 

古文・漢文については、

 

「初めから現代語訳しておいてくれればいい」と思うのです。

 

なぜ、難しい、古文単語や、漢文単語、各種文法などを覚えて、原文のまま読む必要があるのでしょうか?

 

その道のプロに、あらかじめ訳されたものを読んだほうが、内容が良く頭に入ると思います。

 

また、あらかじめ訳されたものを読んだ方が、自力で頑張って少数の古文・漢文を読解するよりも、短時間でより多くの古文・漢文に触れることができます。

 

 

それに、受験の範囲内では、難易度が高い文章は問題として適切ではないので、出題されませんが、

 

プロがあらかじめ現代語訳しておくならば、そのような難易度の高い文章も、一般人に読ませることができ、より古文・漢文の普及効果があると思います。

 

労力に見合わないので、何も無理して原文のまま読ませる必要はないと思うのですが。

 

古文・漢文を読ませたがるのは、その時代の文化を知ってもらいたい、その時代の文化が現代にどう影響を与えているか知ってもらいたい、ということだと思います。

 

それなら、プロが訳したものを読んだ方が、量・質ともに、それらの書かれた時代の背景が良く分かって、そちらの方が古文・漢文を生業としている方の本意だと思います。

 

 

もちろん、原文のまま読むことで得られるメリットもあると思いますが、原文のまま読むことで新たな気付きを得られるレベルにまで習熟するのは学校の勉強では難しいでしょう。

 

原文を読んで得られるものと、、プロが現代語訳したものの違いが分かるレベルにまで達するには、古文・漢文に対する強い興味が必要で、現在の教育ではそのような人は現れにくいです。

 

古文・漢文の魅力を伝えたいなら、いきなりとっつきづらい原文で学ばせるのは避けた方が賢明でしょう。

 

ですので、古文・漢文の原文を直接読ませるのではなく、その時代の面白さが分かる文章をプロが現代語訳し、古文・漢文の面白さをより広め

 

それらに強い興味を持つ人を現れやすくし、強い興味を示した人に、学者たちがより深い、古文・漢文の知識を伝えていけば良いと思います。

 

そうすることにより、古文・漢文学者達の主たる望み、古文・漢文の素晴らしさの普及、後続の育成の両方が達成できることは間違いないです。

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