学校教育の問題点 知識の選別について

学校教育の問題点について、今日は焦点を当てていきます。

 

学校教育の問題点の一つに、知識の選別の問題があります。

 

学校教育では、正しい知識か、間違った知識かを選別する能力が育ちにくいです。

 

あなたは、高学歴なのに、どんな情報も鵜呑みにしてしまう騙されやすい人を見たことがありませんか?

 

学校の勉強が得意な人の中には、批判的に物事を見ることができない人が多いです。

 

なぜなら、学校で学ぶ対象には、間違った情報がほとんど含まれていないからです。教科書には、長い年月をかけて、正しいと証明されたものばかりが掲載されているからです。

 

そのため、書いてある情報が、いちいち正しいか正しくないかを調べる必要がないのです。

 

情報の正誤を確かめる習慣の無い人間、情報の正誤を確かめる能力の無い人間でも、ひたすら記憶していけば成績は良くなっていきます。

 

 

しかし、教科書以外の媒体の情報、特に情報を得るメディアとして最も多く使われるであろう「インターネット」には、間違った情報も非常に多く含まれているため、

 

情報を疑い、正しい情報か、そうでないのかを判断する能力が必要なのですが、学校の勉強で、無批判に知識を記憶していく習慣が染みついている人は、間違った知識も、気付かずに記憶していってしまうのです。

 

そのため、記憶力が良く、学校の勉強が得意だった人は、

 

勉強すればするほど、知識量は増えて行くのですが、正しい知識だけでなく、間違った知識もどんどん増えて行くので、

 

正しい思考は一向にできるようにならないのです。

 

思考は知識の組み合わせなので、知識の絶対量は増えていても、その中に間違った知識が多いと、

 

思考の際に間違った知識を組み合わせてしまい、間違った結論を導き出してしまうのです。

 

 

 

知識の正誤判定能力が育たない、という問題点の他にも、学校教育では、「必要な知識を選別する能力」も育ちにくいです。

 

学校のテストは、出題範囲が限定され、その中の知識を覚えて、範囲内の一部の出題に備える、という方式です。

 

指定された範囲内の知識を覚える、ということをすれば良いため、「問題を解くために本当に必要な知識は何か?」ということを考える習慣が身につかないのです。

 

問題を解くために必要な知識がピンポイントで分かっていなくても、指定された範囲内のどこかにその知識はあるのですから、手当り次第に範囲内の知識を覚えて行けば良いだけです。

 

しかし、学校のテスト以外の問題では、「この範囲内の知識を使えば問題が解けますよ」ということは誰も言ってくれないため、

 

問題を解くために必要な知識をピンポイントで特定する能力が必要となります。

 

この能力が、学校教育ではほとんど養われないのです。

 

 

 

以上で解説した通り、

 

学校の勉強が得意な人でも、知識の正誤を選別する能力と、知識の選別能力

 

ほとんど身についていません。

 

そして、記憶力が良い人は、このような能力が無くとも、大学入試や各種資格試験では高い評価を受けるため、

 

これらの能力を身に着ける努力をしない傾向が強いです。

 

これが、ペーパーテストができても、社会で活躍できない人がいる大きな原因の一つです。

 

しかし、本当に必要なのが、

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