情報ソースの重要性と問題点

情報ソースの重要性と、その問題点について解説していきます。

 

情報ソースは社会に出てからは重要なものですが、それ以前では非常に疎かにされています。

 

卑近な例では、会社のプレゼンテーションで使う資料を製作する際には、情報ソースを厳しく追及されるでしょう。

 

研究を行う場合でも、研究のデータの情報ソースは厳しく追及されます。

 

しかし、情報ソースについての重要性は、社会に出る前は全く必要とされません。

 

学校の勉強では、問題を解けさえすれば、情報ソースは全く不要です。

 

 

問題を解く時に、どの媒体から得た知識を用いたのか、ということは要求されないのです。

 

どこかの参考書や教科書で見た情報を元に問題が解ければそれでOKなのです。

 

問題が解けさえすれば、解くための方法が何であれOKなのです。

 

情報ソースを確認せずに、手当り次第に記憶していった情報で、問題を解決することができます。

 

ですので、学校の教育では、情報ソースを正しく把握する能力が養われません。

 

 

 

なぜ受験の問題で情報ソースを把握せずとも問題が解けるかというと、

 

「正しい情報しか含まれていない」

 

からです。

 

受験では、ほぼ確実に正しいと判断された情報のみが提供されているめ、

 

情報ソースを細かく吟味して、情報の信頼性などを自分で確かめなくとも、正しい知識を自然に得ることができます。

 

そのため、情報ソースをチェックする能力が身につかないとともに、情報の真偽を見極める能力も身に付きません。

 

 

しかし、受験の範囲以外の情報には、非常に多くの間違いが含まれています。

 

正しい知識を得て行くためには、情報の正誤を逐一見極めて行かなければなりません。

 

情報ソースをたどって行き、それぞれの情報がどれほど確からしいかを確認して行かなければなりません。

 

 

その際に、受験勉強での知識の収集方法に侵された、情報の真偽を見極める能力の無い人間だと、

 

情報を得て行く過程で、正しい情報と間違った情報を両方とも取り入れていってしまうのです。

 

これが、勉強が得意で高学歴でも馬鹿な人物が多いことの主因です。

 

そのような人物は、記憶力が良く、大量の情報を覚えて行くことができるため、受験勉強では問題を解く能力が高いです。

 

しかしながら、情報の真偽を見極める能力には乏しいため、実際の問題を解く際には、

 

正しい情報と間違った情報の混在した知識のプールから知識を取り出し、組みわせていくため、正しい思考がまともにできないのです。

 

逆に、勉強が不得意でも、正しい情報を見極めることができる人間なら、記憶力が低く、知識が増える量が遅くても、

 

長期的に見れば、正しい思考ができるようになっていくのです。

 

 

情報ソースの重要性を明確に認識し、情報の真偽を見極め、

 

正しい知識だけを得ていくことが、正しい論理的な思考をするために非常に重要なことなのです。

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