MECEの切り口を見つけるトレーニング

MECEの切り口を見つけるトレーニングをしてみましょう。

 

以下の問題を通して、MECEの切り口を見つけるトレーニングをしましょう。

 

あなたは、腕時計を作るメーカーに所属しています。

 

そこで、新しい腕時計の案を出すことになりました。

 

この前提のもとで、

 

腕時計の適切なMECEの切り口を見つけてみてください。

ブレインダンプとグルーピングでMECEの切り口を見つけよう

ブレインダンプと、グルーピングによってMECEの切り口を見つけてみましょう。

 

腕時計の発案にあたり、以下のような発想が出てきました。

 

 

・スポーツの時に使える腕時計はどうかな?

 

・○ショックのように丈夫なものはどうだろうか?

 

・防水のものはどうだろう?

 

・電波時計もありだな・・・

 

・ソーラー内臓もいけるかも・・・

 

・電卓付きの時計もあるよな・・・

 

・海で使える時計も便利だよな?

 

・万歩計付きのも便利かも・・・

 

・アナログとデジタル、どっちが良いかな?

 

・針が光る時計があったな・・・

 

 

これを元に、MECEの切り口を見つけてみましょう。

 

ブレインダンプが終ったら、次はグルーピングです。

 

グルーピングは、似たもの同士をグループにしてまとめていく作業です。

 

 

「スポーツの時に使える腕時計」はどうかな?と「○ショックのように丈夫なものはどうだろうか?」

 

はどちらも物理的な衝撃に深く関わっているので、ひとまず、これでグルーピングします。

 

これは、結局使う「シチュエーション」ということですね。

 

「海で使える時計も便利だよな?」と「防水のものはどうだろうか?」

 

どちらも「水」に関係しているので、これでグルーピングします。

 

これは、「水中」、抽象化すると、使う「場所」ということですね。

 

 

「電波時計もありだな・・・」と、「ソーラー内臓もいけるかも・・・」は抽象化すると、

 

どちらも「時刻を計測する方法」と「電源の様式」であり、「時計本来の機能」に関わるものなので、これでグルーピングします。

 

この時計本来の機能、という観点から見ると、「針が光る時計があったな・・・」も、「時刻の視認性」に関わることであるので、

 

このグループにグルーピングしてみます。

 

「アナログとデジタルどっちが良いかな?」についてですが、これはこれ自身でかなり大きな境界となることが分かりますね。

 

アナログとデジタル、どちらを好むかは人によって、かなり分かれそうです。

 

そこで、これは、そのままMECEの切り口にして良さそうです。

 

 

残りは、

 

「電卓付きの時計もあるよな・・・」と「万歩計も便利かも・・・」ですが、

 

これもは、抽象化すると、「機能を付けた」、ということです。

 

これは、先ほど、時計本来の機能とかぶってしまうので、違う切り口にするために、

 

「時計本来の機能以外の機能」というくくりにします。

 

 

以上をまとめると、

 

 

アナログorデジタル

 

場所

 

使うシチュエーション

 

本来の機能の促進(時刻、電源など)

 

機能の付加(時計本来の機能以外)

 

 

となります。

 

 

この状態でも、大きなモレはなさそうですね。

 

しかし、さらにMECEとして完璧なものにするために、

 

より深く分析していきましょう。

 

 

 

場所とシチュエーションについてですが、

 

シチュエーションの中に場所は含まれますね。

 

ですので、シチュエーションにまとめてみましょう。

 

また、アナログorデジタルについてですが、これは抽象化すると、

 

「時刻を表す方法」です。

 

思い出してみると、砂時計というものもありますね。

 

ですので、時刻の表示方法によって分類することができそうです。

 

 

よくよく見てみると、上記の分類は、時計の内部のものばかりで、外部の情報が抜け落ちていますね。

 

腕時計を分類すると、私たち人間がまず認識できる情報としては、見た目ですね。

 

見た目には、サイズ、色、形、表面があります。

 

 

再度まとめると、

 

 

時刻の表示方式

 

使うシチュエーション

 

本来の機能の促進(時刻、電源など)

 

機能の付加(時計本来の機能以外)

 

文字盤、ベルトなどのサイズ、色、形、表面

 

 

 

 

ブレインダンプ、グルーピング、抽象化を行うことで、このようなMECEの切り口を見つけることができました。

 

このように、ブレインダンプ・グルーピングと、抽象化を、適宜行っていくことで、たくさんの適切なMECEの切り口を思いつくことができ、

 

様々なアイデアが出しやすくなるのです。

 

以下、実際に上記MECEを基に、色々な腕時計のアイデアを発想してみましょう。

機能の付加

機能の付加のアイデアを、MECEを使って出していきましょう。

 

まず、機能の付加についてです。

 

機能の付加では、腕時計は身に着けている時間が長いものなので、

 

何らかの防犯機能を付けたものがあるといいかもしれません。

 

例えば、連続してリューズを3度押すと警報が鳴るなどの機能はどうでしょうか?

 

防犯ブザーはよくありますが、鞄に着けたりするのは外観を損なうから嫌だ、という女性や、

 

女性は鞄を男性よりもたくさん持っているので、毎回付けかえるのが面倒出し、複数買うのもコストがかさむ、

 

などの問題点があります。

 

 

そこで、腕時計に防犯ブザーを付けるというのも良いかもしれませんね。

 

その他には、スタンガン機能を付けるのはどうでしょうか?

 

腕時計の枠の部分に、飛び出し式の電極を仕込む、というのも良いアイデアかもしれません。

 

催涙ガスを噴出する機能を入れるのも良いかもしれませんね。

 

犯人も、腕時計に催涙ガスが仕込まれているとは夢にも思わないでしょうから、心強い味方になそうです。

 

防犯道具を常に身に着けておくのは大変ですが、腕時計にその機能を付加してあげることで、

 

使い勝手が非常に良くなるでしょう。

 

 

機能の付加は無限に発想ができますね。

 

ここで、機能の付加を考えるポイントは、「サイズ」です。

 

腕時計内にその機能のメカニズムを入れなければならないので、

 

当然、そのメカニズムのサイズは時計以下のサイズに限定されます。

 

この視点で、色々な機能を発揮する装置を見ていけば、思い白い腕時計のアイデアが簡単に思いつきますね。

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