会話の上手い人は頭が良いか?

会話の上手い人は頭が良い、とよく言われますが、果たしてこれは正しいのでしょうか?

 

会話の上手さは、どのような能力に起因するものなのか、他の能力と比較しながら、解説していきたいと思います。

 

会話が上手いことは、

 

短時間で情報を大量に記憶し、ある程度のレベルまでの速い思考ができる

 

ということです。

 

会話の上手さに必要な能力は大別して二つあります。

 

・ある程度大量の情報を短時間で記憶する

 

・ある程度のレベルまでの速い思考ができる

 

の二つ能力です。

 

二つの能力ともに、「ある程度」という部分が重要です。

 

それぞれについて、解説してきましょう。

 

 

・ある程度大量の情報を短時間で記憶する

 

会話力に必要なのは、大容量の記憶力ではありません、短時間の間に生じた情報を記憶する能力です。

 

記憶の容量が大きければ、大量の知識を記憶することができ、それだけ話題が増えますが、

 

会話ではそれほど正確な記憶力は必要とされませんし、単に物知りな人と思われるだけです。

 

それよりも、その場の会話で生じた話題や、その場の状況といった短時間で生じた情報と、

 

自分の中にある情報を素早く組み合わせて会話することが大切です。

 

 

勉強ができる人と、会話ができる人は違う、という印象を持っている人は多いでしょう。

 

短時間で記憶できなくても、事前に大量の時間をかけて、ゆっくりと知識を入れていけば良いからです。

 

入り口が小さく、容量が大きい容器をイメージしてください。
(入り口の大きさが一気に入れられる情報量、容量が長期的な知識量を表す)

 

一方、勉強ができなくても、短時間でのある程度の量の記憶が得意で、会話が得意な人がいます。

 

入り口が大きく、容量が小さい容器をイメージしてください。

 

ある程度大量の情報を短時間で記憶することは、会話の上手さに重要な要素です。

 

 

 

・ある程度のレベルまでの速い思考ができる

 

情報を記憶しただけでは、上手い会話をすることはできません。

 

それらの情報同士を繋げたり、自分の既知の情報とつなげたりと、「思考」することによって、

 

会話を上手く行うことができるのです。

 

会話をする、という行為が伴うので、発言内容を思考する速度が速くないといけません。

 

最高の思考力を持って、最高の返答を思いついたとしても、発言までに時間がかかり過ぎては意味がありません。

 

会話では、遅くとも数秒以内は返答をしなければならないからです。

 

そのため、ある程度のレベルまでの、速い思考が必要となるのです。

 

研究者(成功した)などは、会話が上手いタイプがいないイメージがある人が多いと思いますが、

 

彼らは高いレベルの思考力を有しているものの、ある程度のレベルまでの速い思考はできないため、

 

会話が下手、ということです。

 

 

以上、会話の上手い人は、何の能力が高いか、という話でした。

 

上記の二つ以外にも、思考内容を発言にスムーズに変換する能力などの能力も関与しますが、

 

メインはやはり上記の二つの能力でしょう。

 

記憶の入り口、容量、思考のスピードなどの要素をもとに人を観察すると、

 

能力の違いがよく理解できて面白いと思います。

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