売れるパンを発想してみましょう。

今日は、問題解決のトレーニングとして、

 

売れるパンを発想してみましょう。

 

単独で売るのではなく、セット販売も考える。

 

相性が良さそうな組み合わせ、

 

パンの一生を考えてみましょう。

 

 

 

パンの一生でMECEに分解

パンの一生を分解することによって、MECEに分解してみましょう。

 

パンの一生をMECEに分解すると、

 

・パンの原材料の仕入れ→パンの作成→店頭に陳列(保存)→購入→食べるor捨てる

 

ですね。

 

 

以下さらに、このそれぞれの段階をMECEに分解していきます。

 

・パンの原材料の仕入れ

 

パンの原材料を工夫することができます。

 

パンの原材料は、目的とするパンの栄養素などを考える必要があります。

 

値段が高くても健康的な成分が良いのか、安くても、ほどほどのもので良いのか、考える必要があります。

 

 

 

・パンの作成

 

パンの作成についてです。

 

パンの作成においては、以下の3つの要素があります。

 

パンの元、パンを作るための機器、それらを使ってパンを作る人の要素があります。

 

これについて考えていきましょう。

 

パンを凄まじく上手くこねる人がいるとして、彼らに支払う人件費と、

 

こねるのが上手くなくても美味しく焼ける機器を導入するのと、どちらがコスト削減につながるかを考えねばなりません。

 

また、原材料を良いものにして、パンをこねるのが下手でも、機器が安物でも、美味しく焼けるようになりかもしれません。

 

 

パンの作成には、予備発酵→こねる→一次発酵→二次発酵→ガス抜き→ベンチタイム→焼成

 

という段階がありますが、発酵の時間を短縮する方法はないでしょうか。

 

発酵の時間に別の作業を同時並行すれば良いから、発酵時間は関係ないのではないか、

 

と思う人もいるかもしれませんが、発酵時間が短くなると、省スペース化につながり、生産効率が上がります。

 

また、それぞれの過程で、消費電力が少なくなる方法はないでしょうか。

 

味だけでなく、こういう所を考えていくことでも、コストを抑えて売り上げをアップさせることができますね。

 

 

・店頭に陳列(保存)

 

陳列にも工夫が必要ですね。

 

陳列の仕方によって、パンの売上も変わってくるでしょう。

 

パンには、大きく分けて甘いパンとそうでないパンがありますが、

 

どのようなバランスで購入する人が多いのでしょうか?

 

これはパン屋の出店している場所や、地域性が関与してくるでしょう。

 

陳列する際には、パンの名前、パンの紹介、パンの値段が必要になります。

 

パンの名前をどうするか、紹介ポップをどうするか、パンの値段をどうするか、

 

ということでも、全く同じパンであっても大きく売り上げは変わってくるでしょう。

 

客にパンを購入してもらう段階で重要になってくるのが、パンの「見た目」です。

 

当然ですが、味が同じでも、パンの見た目をどうするかで売り上げは変わってきます。

 

 

また、陳列する、ということは、同時にパンを保存していることにもなります。

 

パンをずっと置いていると、味が劣化してくるでしょうが、

 

焼き立ての味を追求するだけでなく、時間が経っても美味しい、という観点から見て、

 

原材料や、調理法を変えるという方法も考えられます。

 

 

・購入 

 

パンを購入する時にポイントサービスなどが考えられます。

 

その他、支払い方法には色々あると思います。

 

パン屋の立地によって、支払い方法で売り上げは変わってくるでしょう。

 

・食べるor捨てる

 

食べる過程では「味」が関わってきますね。

 

パンを食べるのは「人」なので、パンと人の関係性を考えていく必要があります。

 

 

捨てる、ということから賞味期限を延ばすことを考えてみます。

 

体に悪い成分を使わずにパンの賞味期限を伸ばすことはできないでしょうか?

 

また、「捨てる」に関係するのは、捨てるコストを削減するために、

 

動物の肥料となりやすい原材料を用いることが考えられます。

 

「人」にとって味はそれほどまでには気にせず、余ることを前提で、

 

余った後に低コストでパンを処理できるようにする、ということです。

パンそのものをMECEに分解

パンそのものをMECEに分解してみましょう。

 

パンは、今回は人間が食べるものですので、人間の知覚に応じて分けると良さそうです。

 

視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5つがあり、これで漏れもなければ、重複もありません。

 

・視覚

 

パンの見た目ですね。

 

パンの見た目をどのようにするかで売り上げは変わってくるでしょう。

 

視覚には、色・形があります。

 

形は、

 

・聴覚

 

聴覚においては、嚙み切る時に「サクサクッ」と爽快な音がするように、意図的に焼き上げる

 

という方法があるでしょう。

 

・味覚

 

味をどうするかですね。

 

・嗅覚

 

 

・触覚

 

パンに関係する触覚としては、パンを「噛む」時の触覚があります。

 

そしてもう一つ、忘れ人が多いと思いますが、「パンの重さ」も関係してきます。

 

パンが軽いことによって、カロリーが低そうだわと感じる、ダイエット中の女性もいるでしょうし、

 

パンが軽いことによって、食べごたえがなさそう、と感じる育ち盛りの男性もいるでしょう。

 

〇〇がぎっしり詰まったヘヴィー・パンというフレーズなどは新しい感じがするのではないでしょうか?

パンを食べる目的で

以上の要素を合わせて、どのようなパンにするか決めていきます。

 

上記では、パン自体と店内に絞って行っていますが、

 

パンに関係することを全て考慮しなければなりません。

 

パン屋の周辺の飲食店は元より、その他の食べ物全てがライバルと言えます。

 

そのため、その他のことも考慮して、どうやってパンの売り上げをアップさせるかを考えていく必要があります。

 

どの順番にMECEに分解していくかは、影響度の大きさによって決めていきます。

 

当然、影響度の大きい順から、分解していった方が、処理が速く済みます。

 

MECEに分解して際は、分解した順に考えていく必要はありません。

 

分解した順に頭から考えていく人が結構多いのですが、

 

問題解決が速くなる順番に考えていけば良いです。

 

今回のパンの例だと、パンの一生の現在量の部分は、

 

パンの始まりではあるものの、重要性が高すぎて、逆に原材料を決定することが難しいです。

 

ですので、これは後回しにして、パンの一生の後半部分から考えていき、

 

ある程度、どのようなパンにするかを決定してから、原材料について考えていった方が簡単にできます。

 

さて、最後は実際にやってみるだけです。

 

実際にやってみて、統計データを取るだけです。

 

この工程は、どんなに考えて所で、結果を頭だけで出すことは不可能です

 

 

以上は、特殊な知識は何も用いていないはずです。

 

それにも関わらず、大きな改善策を望めるのではないでしょうか?

 

この記事だけで、大幅に売り上げをアップさせるパン屋が出ても不思議ではありません。

 

論理的思考は単純です。

 

単純ですが、簡単ではありません。

 

対象を相関関係の大きさに応じて分ける、それぞれの要素を変化させる、

 

という非常に単純なものですが、

 

上記に私が挙げた発想を全て思い付いた人は少ないでしょう。

 

 

 

実は、上記のパンの売り上げアップのMECEには、漏れがあります。

 

どこに漏れがあるか分かるでしょうか?

 

店に陳列、の「店」の部分に漏れがあります。

 

パンを陳列(保存)する際には、パン単独だけを見るのではなく、「店」もセットで見ることになるので、

 

店の中身も考える必要があります。

 

パンだけでなく、飲み物などの他の食品を置いている店もあることを思い出すでしょう。

 

そこから、パン単独で売るだけでなく、他の商品とのセット販売で売り上げを挙げる方法を思い付きます。

 

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