医学情報に間違いが多い理由

医学情報に間違いが多い理由を論理的に解説していきます。

 

毎日のように、

 

「○○が~に効く」

 

「○○が肌に良い!」

 

「長寿の秘訣は○○にあった」

 

などという感じで、新たな医学情報?がテレビやネット上をにぎわせていますが、

 

その信ぴょう性は非常に低いものばかりです。

 

なぜなら、医学情報は、本質的に非常に誤りが含まれやすいモノだからです。

 

警鐘を鳴らす意味で、なぜ医学系の情報が他分野に比べて非常に間違いが多いのかを解説していきます。

医学情報に間違いが多い理由 学問の成り立ち

医学情報に間違いが多い理由として、医学という学問の成り立ちが関係しています。

 

医学は、学問の成り立ち的に、研究が進みにくい、という特徴があります。

 

 

人体というのは、個別に見ると、不合理な所がたくさんあります

 

人体は、生命体として完全体を目指してできている訳ではありません。

 

そのため、機能が不明の部分がたくさんあります。

 

代表的なものは「虫垂」で、

 

虫垂炎(盲腸)になった際には緊急手術が必要とされる疾患ですが、

 

なぜか人体に存在しています。

 

かといって、虫垂が人体にとって何か有益な働きをしているかと言えば、

 

現在の所、これといった有益な働きは見つかっていません。

 

人体というのは、「必然的な理由があるわけでは無く、偶然そうなっている」という部分がたくさんあるので、

 

研究が進めにくいのです。

 

理論で理想形を目指すことができず、

 

人体という不完全なものと、他の要素の関係性を探っていく必要があるので、難しいのです。

 

 

 

医学以外のほとんどの学問は、

 

既存の情報をいかに応用するか、ということがメインになってくるのに対して、

 

医学は未知の情報を見つける、ということがメインになってくる、という大きな違いがあります。

 

数学を例に挙げると、新たな法則、というのはほとんど発見されていますが、

 

研究はどんどん進んでいます。

 

既存の定理をいかに使いこなして、新たなモノを作り出すか、ということを研究している訳です。

 

一方、医学は、まだまだ未知の情報がたくさんあるので、他の学問と違い、

 

個々の情報同士の関連性の研究がなかなか進みません。

 

それにより、医学情報には間違い多いがのです。

 

これまでの情報なら、こうであるが新たな情報が見つかると関連性が変ってくるという

 

 

 

また、医学は「統計」を取らなければならない、というのも、研究が進みにくい一因になっています。

 

医学は、一人の天才が一気に研究を進めるということは、なかなかできません。

 

医学以外の分野では、天才と言われる人間が一気にその学問を推し進める、ということがあります。

 

例えば、数学の天才が、紙とペンだけで一気に理論を推し進める、というのはよく聞くと思います。

 

しかし、医学の分野では、個人が一気に研究成果を出す、ということはできません。

 

なぜなら、医学は論理で結果を導き出せる学問ではなく、

 

「統計」によって成り立つ学問だからです。

 

 

ですので、いかに頭が良い人間が医学の研究を行ったとしても、

 

理論だけではその研究の正しさを証明できず、

 

必ず実験をして、統計データを取らなければならないのです。

 

実際に研究して統計を取る部分は、思考によって時間を短縮できないので、

 

研究がなかなか進まないのです。

医学情報に間違いが多い理由 医者が研究向いていない

医学情報に間違いが多い理由として、そもそも医者が研究に向いていない、という理由があります。

 

医学分野というのは、決まったことを決まった通りにを正確に行うことが重視される分野です。

 

 

医療は、平均化のため、

 

誰がやっても同じ医療を提供できることを志しています。

 

先ほど学問の成り立ちで述べたように、そもそも個人が思考によってアイデアを導き出せる分野ではありません。

 

医学には診断・治療ともに、「ガイドライン」というものがあり、

 

それに沿った医療をするしかありません。

 

 

つまり、新しいことを発見すること、つまり思考することに圧倒的に向いていない人たちばかりなのです。

 

医者になるような人たちは、ほぼ全員が幼少時から

 

限定された範囲内の知識を覚えて、それを素早く思いして類題を解く、

 

という、既存の情報を使いこなすトレーニングしかしたことない人ばかりであり、

 

医者は一から論理的に考える、という行為に最も向いていない人種なのです。

 

ですので、新たなことを導き出す研究分野で、間違いだらけなのは当然です。

 

 

そのため、医学系の研究者たちがやっている研究は、そのほとんどが

 

役立つ成果が得られるはずの無い全く意味のない研究

 

もしくは

 

その研究方法では正確な結果が出るはずの無い方法ばかりです。

 

論文なども、時間がある方は読んでみて欲しいのですが、

 

医学系は非常に論理的な緻密性が低く、

 

研究方法の段階で意味のあるデータが取れる可能性がほぼ0の研究が大半を占めています・・・

 

 

新しいことを考えているのは、本当に超ごくごく一部の研究者たちで、

 

彼らが導き出した結果が「ガイドライン」となり、

 

その他のほぼ全ての医者は、それに従うだけです。

 

医者になって初めから研究をする人は少なく、

 

大半はある程度臨床の仕事をした後で研究に専念するのですが、

 

30代~40代ぐらいから本格的に研究を始めることになるのですが、

 

それまで「思考」を全くしたことがない人達なので、まともな研究ができるはずがありません。

 

「先人によって考えられた結果=問題の解法」を大量に覚えて、

 

それを解くためだけに作り出された不自然な問題に当てはめて解く、

 

という作業しかしてきたことが無い人たちが、

 

自分で一から緻密に思考して行く、ということができる訳がありません。

医学情報に間違いが多い理由 総括

以上に挙げた理由で、医学情報には非常に間違いが多いです。

 

元々学問の成り立ちから正確な結果を出すことが困難であり、

 

さらに他の学問と異なり、研究に不向きな人が研究を行っているのです。

 

間違いだらけなのも納得でしょう。

 

医学情報を取り入れる時には細心の注意を払って、情報の真偽を吟味するようにしてください。

 

また、医学情報は間違いが非常に多く、変動が激しいため、

 

必要最低限の確実な部分だけを理解して記憶し、必要な時に最新の情報を調べる、というスタンスで行くことが大事です。

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